GOTCHAROCKA × wyse [wyse編]
GOTCHAROCKA × wyse
2016年7月23日(土)SHIBUYA REXにて、GOTCHAROCKAとwyseのツーマンライブ『Dual -The first day-』が開催される予定です。
先日、wyseとGOTCHAROCKAで飲み会があったようで、各バンドのメンバーのTwitterでその様子がつぶやかれていました。
Wyse + GOTCHAROCKA + いつかの十夜
— JUN.GOTCHAROCKA (@GR_JUN) 2016年7月5日
楽しいでーーーーす(*^◯^*)
こりゃ2マン楽しくなりますのぅ✨
よろしくお願い致します!! pic.twitter.com/R0ay0yzfo0
wyseは私がヴィジュアル系にハマり出したきっかけのバンドであり、GOTCHAROCKAは今個人的に一番熱いバンドだと思っているので、この2バンドの共演は心が躍りました。
残念ながら仕事の都合でライブ自体は観に行けないのですが、それぞれのバンドのファンの方達がよりライブを楽しめるように、もしくはライブを観終わった後にもっとそれぞれのバンドに興味を持ってもらえるように、GOTCHAROCKAとwyseについて書きたいと思います。
wyse
wyseは1999年2月14日に結成されたバンドで、2年後の2001年にはメジャーデビューを果たしていることから、当時の人気が窺い知れます。
しかしバンド結成から6年後の2005年2月13日に、惜しくも解散してしまいました。
当時、大阪・心斎橋BIG STEP内にあったヴィジュアル系CD専門店『I.D.PILOT DEAD ONE』でベストアルバムを購入すると、自分の名前入り封筒に入った各メンバーからの手紙がもらえたのですが、それが嬉しくもあり悲しくもあったことをよく覚えています。
バンドのメインコンポーザーである牧田拓磨さんはwyseが結成された1999年当時、18歳だったのですが、卓越したメロディと繊細な歌詞を書き、次々と名曲を生み出していきました。
また、wyseのギタリストの二人、森山昌幸さんと山村悦啓さんの書く曲はロックテイストでノリやすく、ライブで演奏されれば盛り上げること間違いなしです!
GOTCHAROCKAとの共通点として、 wyseも曲によってツインボーカルになる時があり、その掛け合いが聴いていてとても心地良いです。
月森健一さんの甘い歌声はきっと、樹威さんの歌声が好きなガチャロッカーズの心にも響くと思います!
wyse のオススメ曲
正直好きな曲がありすぎて中々絞り込めず、一週間以上悩みました・・・(笑)
今回はwyseの曲を初めて聞く人のことを意識して、個人的なオススメを選びました。
1. Perfume
wyseのメジャー初シングルの表題曲。
肌寒さと暖かな温もりが入り混じる季節に、過去の恋を思い出す。
けれどこの曲は決して悲しい歌ではなくて、自身の少しの成長と過去との決別を歌った、そんな曲だと思います。
優しい曲調と月森さんの歌声がとてもマッチしていて、聴きやすいけれど飽きが来ない、本当に名曲です。
「サヨナラを笑いながら話す 君の口元が
少し震えてたこと 今の僕になら見えるよ」
2. Double
アルバム「the Answer in the Answers」に収録されている一曲。
ロックかつツインボーカルの曲で、ギターの音もすごくかっこいいです!
現代社会を痛切に批判した歌詞と力強い弦楽器の音、ツインボーカルの掛け合いとスピード感のある曲調、全てが合わさって爽快感を生み出しています。
GOTCHAROCKAの「The Lyrical Jet Sky」が好きな人には絶対におすすめな一曲です!
「さらけ出してみなよ その自慢のプライドを
吐き出してみなよ 薄汚れた胸の奥を」
Double / wyse(作詞:HIRO)
3. Cold Echo(オフィシャルサイトで試聴可)
アルバム「Surely in the mind」に収録されている一曲。
「君を忘れたい」というサビの頭と、「本当は分かり合えてなかったのかな」というサビの終わりの言葉に胸が締め付けられます。
ストレートに解釈すると悲しい恋の曲なのですが、個人的にはwyseの解散の時の情景が浮かんできます。
とはいえ、どんな解釈をしても大切な人との別れの曲ですので、聴くと必ず胸を打たれるはずです。
山本裕太さんのピアノが曲の軸になっていて、冷たさと温もりが混在した、何とも味のある音を奏でています。
この曲はバラードなので曲調は違うのですが、GOTCHAROCKAの「秒速愛」が好きな人におすすめです。
4. Plastic Monkey
ミニアルバム「7-seven- Wine Disc」に収録されている一曲。
軽快なカッティングから始まるロック。クセになるギターのリフと、日本語と英語が入り混じった歌詞が面白くて、ライブで盛り上がること間違いなし!
景色がパッと開けるようなサビにも注目です。
歌詞の”Plastic Monkey”とは”ダス・マン”を指しているのかな、と個人的には思いました。
「どことなくhuman 有りがちなanimal
助け船は砂の船
みえみえのidol ギラギラのfactory
逃げ惑う“Plastic Monkey!”」
Plastic Monkey / wyse(作詞:MORI)
5.Like sewing up(オフィシャルサイトで試聴可)
アルバム「Surely in the mind」に収録されている一曲。
wyseの復活後に発表された曲で、この曲を聴いた時に「今も変わらずに、本当に良い曲を書くなぁ」と感嘆しました。
wyseの持つ温もりや優しさがふんだんに詰め込まれた曲で、一度聴けば必ず心を奪われるはずです。
この曲のようなミディアムバラードの曲調の時、月森さんの歌声は最も輝いていると私は思います。
何気ない普段の日常とマッチしていて、尚且つ名曲を書くアーティストというものは、非常に限られていると思います。
そのような名曲を今も変わらずに歌い続けているところが、wyseのすごい所だな、と改めて感じました。
「今 君の心を僕の心で縫い合わせるように 補ってあげられたら
夜空を舞う星に 願いを込めて
ただ 君が いつもの君が早く戻りますように」
Like sewing up / wyse(作詞:TAKUMA)
以上5曲を紹介しました。
どの曲も現在でも比較的入手しやすい音源から選んだので、wyse×GOTCHAROCKAのライブに行かれる方や、実際にライブを観てwyseに興味を持たれた方に是非聴いていただきたいです。
ここで紹介しきれないくらい、本当に名曲がいっぱいあるので、是非今回のライブをきっかけに、ガチャロッカーズの方々にもwyseの音楽に触れてほしいです!
遅筆のためライブまでギリギリの日程になりますが、何とか当日に間に合うようにGOTCAROCKA編も書きたいと思っています。
wyseのファンの方にもGOTCHAROCKAの魅力が伝わるように頑張りますので、宜しければそちらもご覧ください。